１つ目の「命占（めいせん）」とは、生年月日などを用いて、生まれたときに定められた不変的な情報をもとに、個人の一生の運命や、生まれ持った性質や才能などの先天的な特徴や、後天的な運勢などを知ることができ、人生の航海の羅針盤となるものです。

主なものとして、西洋占星術・インド占星術・四柱推命・紫微斗数などが挙げられます。これらは全て生まれた時間が必要なものになりますが、四柱推命・紫微斗数は生まれた時間が2時間単位で、結果が変化するものに対して、西洋占星術・インド占星術は、分単位で結果が変化します。

西洋占星術もインド占星術も、大きなくくりでいうと「占星術」になり、東洋か西洋かの視点の違いになります。

つまり占星術は、生年月日を用いて、個人の性格や一生の運命などを占うものの中でも、もっとも精度が高いものということになります。その分、知識やスキルも必要であり、学ぶことも多くなります。

２つ目の「卜占（ぼくせん）」は、偶然にあらわれた象徴を用いて、事柄や事態の成り行きを占うものです。

主なものとして、タロット、オラクルカード、易などが挙げられます。これらが適しているのは、今現在の自分のや他人の気持ちや、ごく近い先の出来事など、刻々と変化する状況を見ることです。それらは、今の心や感情の領域や、その時の気を読むというものものになります。

これらは、満ち欠けする月により、導き出すこともできます。月は心や感情に影響を与え、気に作用しているからです。

ですので、「月よみ」の位置付けは、タロット、オラクルカード、易などと同じ「卜占（ぼくせん）」に属していると私は捉え、ごく身近なものを見ることに活用しています。

私が「月よみ」と「占星術」を用いて鑑定しているのは、「命占（めいせん）」と「卜占（ぼくせん）」を使って、どちらにも対応するためでもあります。

３つ目の「相占（そうせん）」は、かたちの姿や形や様子などから、その人の状態や運勢を占うものです。主なものとして、手相・人相・姓名判断・風水・家相などが挙げられます。

かたちをもとにしているため、自分で意識することで、そのかたちを変えていくことができるため、意図的にかたちに変化を与え、運を開いていくしていくことができるという特徴があります。

私はこの領域に「言霊」を活用しています。「言霊診断」により、名前の呼び方を変えたり、改名したり、名前をつけたり、会社の屋号をつけたりすることで、言葉や音にエネルギーを乗せることができます。

また、その名前は半永久的なものになるので、そのエネルギーを維持し持続させることができるのです。