占星術的には、月星座から幼少期のその様子を見ることができます。占星術には、年齢域という概念があり、どの天体がどの年齢なると、人生に強く影響を与えるかを知る指標となります。

幼少期の0〜7歳までに、強く影響を与える天体は月になり、7歳までに人生の基盤となる「欲求を満たすことによる心の安定」を形成していきます。つまり、7歳までに欲求を満たしてあげるといいということになります。

その欲求は、月星座によって異なります。また、その欲求が満たされないとインナーチャイルドとして抱えることになります。

インナーチャイルドとは、直訳すると「内なる子ども」となります。幼少期の欲求が満たされなかったために、満たされない心を抱えてしまう状態のことです。

欲求が満たされなかったために、心の安定が得られず、その欲求を満たすために、自分探しが始まります。傷ついた心を癒すことが、一般的なインナーチャイルドの考え方ですが、占星術的には、その欲求を満たすだけでいいということが分かってきています。

深く傷つきトラウマを抱えている場合を除いては、その方法だけで充分であると、経験上お伝えすることができます。それには、自分の月星座を知ることが、最も近道となります。

最もシンプルな方法は、その月星座のエレメントから、対策を知ることです。

インナーチャイルドを知るうえで、月星座が大切となってきます。まずは月星座が何座なのかを調べてみましょう。「ホロスコープ 無料」と検索すると様々なサイトがありますので、自分の生年月日、生まれた時間・生まれた場所を入力して「月星座」を見ていきます。

ホロスコープの中にある「月のマーク」をみて、それが何座なのかを確認してください。

月星座が「牡羊座・獅子座・射手座」であれば「火」のエレメント。

月星座が「牡牛座・乙女座・山羊座」であれば「地」のエレメント。

月星座が「双子座・天秤座・水瓶座」であれば「風」のエレメント。

月星座が「蟹座・蠍座・魚座」であれば「水」のエレメント。

となります。

それぞれのエレメントから見た子供の時に得たかった欲求は以下の通りです。そこにインナーチャイルドとして満たされなかった欲求のありかを示すことがあります。

「火」のエレメントの欲求は、自由に好きなことをしたいという欲求。

「地」のエレメントの欲求は、触れられることで安心を得たいという欲求。

「風」のエレメントの欲求は、言葉を交わし意思疎通をしたいという欲求。

「水」のエレメントの欲求は、心を通わせあい気持ちを理解して欲しいという欲求

エレメントとは、この世界を構成する4つの基本的な元素のことを言い、この世のあらゆることに当てはめて考えることができます。7歳までに、月星座が示すエレメントの欲求の傾向を満たしてあげるように、周りの大人は努めることが大切です。

7歳を過ぎても、その欲求を満たしてあげることで、インナーチャイルドは徐々に解消されていきます。何歳になっても、遅いということはありませんので、内なる子どもの欲求に応えていってあげましょう。

その子のホロスコープを見ていくとの「月のマーク」から出ている線があると思います。その線のことをアスペクトと言います。その線が、青い線か、赤い線かを確認します。

青い線であれば、子どもの性格は、比較的スムーズに形成される、インナーチャイルド は抱えにくいとも言えます。

赤い線であれば、子どもの性格は、心に葛藤を抱えやすく、性格の形成に時間がかかりやすく、インナーチャイルドを抱えやすいと言えます。

青い線も赤い線も両方ある場合は、スムーズさと葛藤が交互に訪れやすくなり、インナーチャイルドを抱えやすいケースも多くなります。

以上、いかがでしたでしょうか。とても最小限にシンプルで簡単にお伝えしておりますので、全てに対応するとは限りませんが、ぜひ参考にしてみてください。