頭ではわかっているのに、つい「どうして願いが叶わないんだろう」と思ってしまうのは、過去の記憶が影響しています。

何をやってもうまくいかなかったという経験や、知識のフィルターを通した偏見や思い込み、人からどうせ無理だと言われた経験、さらには過去生の記憶が関係していたりもします。

例えば「綺麗になりたいけど無理だ」「どうせわたしは一人だ」「いつもお金がない」など、マイナスなことを考えていると、それらが自分にとって「当たり前」になり、同じような現実が何度もやってきます。

そうして、本当は望んでいないのに、うまくいかないことや願いが叶わない状態に慣れていってしまうのです。

さらに、もし状況が良くなったとしても、人は状況が悪かった過去の方をリアルに感じてしまう生き物です。

自分が信じているもの、それが自分の人生を作ります。自分が信じられないものは、現実化していきません。自分が信じているものだけが、現実化されます。

少しも疑わずに、そうなると信じること、本当に信じて疑わず「当たり前」というくらいに信じることで、現実化されてきます。

しかし、もし自分が「なりたくない」と強く思ってしまっているものがあれば、反対にそれが現実化されてしまいます。

「なりたい」と「なりたくない」だと「なりたくない」という思いの方を、人は強く思ってしまいまうため、それが現実化されていくということになるのです。

例えば「人気者になりたい」と願い、人気者になっている自分を想像妄想して、人気者のわたしが「当たり前」な状態になったとしましょう。

でも、一方で「嫌われたくない」と強く思っている場合、引き寄せの法則では、潜在意識は否定形を分別できないという法則があるため「嫌われたくない」が「嫌われる」に変換されてしまいます。

そして「嫌われる」という、全く望まない現実が立ち上がってしまう場合があるのです。

ですので、もし「なりたくない」と、強く思っているものがある人は、それを手放すことも大事なこと。こだわらないということを大前提に、できるだけニュートラルにな状態で「なりたくない」をなくし「なりたい」にフォーカスしていくようにしましょう。