BLOG ブログ

インナーチャイルドは癒すべきという納得の理由

インナーチャイルドを癒すって何?今回はそんな疑問についてお話していきます。どんなに大きな夢を達成し、自己の目標を実現をしても生きづらさを感じる方は多くいます。では、絶対的な安心を手に入れている方の共通点は、どのようなことが当てはまるのでしょうか?インナーチャイルドを癒すという点から探っていきたいと思います。

インナーチャイルドの癒し方とそのメリットとは?

インナーチャイルドを癒すことは、両親そして先祖すべてを癒すことにつながります。また本当に欲しいもの、絶対的な安心を手にすることができます。

インナーチャイルドは生きづらさの根源的な原因

私たちは、お母さんの子宮の中で守られて育ち、ヘソの尾を断ち切られ、この世に生まれ落ちました。その瞬間、自力で呼吸をするために、肺の中の羊水を吐き出し、産声を上げなくてはいけませんでした。この時、生きるための恐怖を味わいます。その恐怖は、原初の根源的な感情として、無意識に植え付けられます。この時芽生えた、一人になる「恐怖」と、生き延びたいという「欲望」が誰の中にも存在し、私たちの人生に少なからず影響を与えていきます。

そして、人によっては育つ過程の中で、幼少期の環境によって、それぞれマイナスの出来事を体験し、負の感情を表現することができず、無意識下に沈めてしまいます。そのまま大人になり、インナーチャールドとなって、私たちは生きづらさを感じはじめます。その時のことをを思い出さないように、予定をめいっぱい入れて、逃げ回って生きる人がほとんどです。そのことに向き合う時間ができるのを恐れているのです。

しかし、恐怖と生き延びるための欲望が、無意識化で私たちの内側を支配しているので、怖いと逃げ回るほどに欲望が過剰になります。また過度に快楽に走る場合もあります。欲望とは、不足を感じ満たそうと強く望む心で、その為にどうすれば良いのかを一生懸命考え実行に移そうとします。そのため、常に思考で頭はいっぱいで、本当に欲しいものも分からず、衝動的に行動してしまいます。

しかし、どんなに自己実現しても、自分の中にある見たくないものから、目を背けているので、生きづらさは増すばかりで、いつまでも恐怖がつきまとい、絶対的な安心を手に入れることがありません。

インナーチャイルドとの向き合うと先祖まで癒すことができる

立ち止まり、過去の記憶や傷に向き合う覚悟ができた時、痛みや苦しみが伴うこともありますが、私たちの人生は大きく変化します。安心を手に入れて、足りないと枯渇して動き続け生きていた人生に戻れなくなります。

まずは余白を作りましょう。何もしない時間を確保しましょう。もし、自分で立ち止まらなかったとしても、止まらなくてはいけない現実が立ち上がりってしまいます。その前に自分からアクションを起こしましょう。

インナーチャイルドを癒す前に、まずは自分自身に、自分を偽っていないか、なぜそれがしたいのか、それをする意味があるのか、自分自身に問いかけてみましょう。そしてその後に、本当に欲しいものは何なのか、自分は誰なのかを自分に問いかけてみましょう。

自分のインナーチャイルドを癒すことは、母親、父親、その先の先祖全てを癒すことに繋がります。なぜなら、自然界の植物とおなじく、人間も種を受け継いでいます。体の細胞の一つ一つにDNAとして宿しています。全く同じではないけれど、全く別の存在でもないのです。

私自身も、自分がインナーチャイルドを癒す度に、両親との関係性がより良くなり、今では二人とも生き生きと、自分らしい人生を取り戻しているという体験をしています。

インナーチャイルドの癒し方

インナーチャイルドを癒す方法について、具体的に紹介します。

インナーチャイルドを癒すには瞑想がおすすめ

インナーチャイルドに向き合い、マイナスの感情を感じる前に、マインドフスネスな状態になっておくとスムーズです。マインドフルネスとは、過去や未来に心を彷徨わせず、今この瞬間に完全に集中して生きること。そのことを実践することで、安らぎが生まれ、もし負の感情が出てきたとしても、その感情を在るがままに認めることができます。

マインドフルな状態になるために、1日5分でも静かに目を閉じて、自分の呼吸に集中し、体に意識をむけていく瞑想をすることをお勧めします。瞑想は思考を止め頭を静かにする作用もあります。

また、体に意識を向けることができるようになると、徐々に自分の体に自分の居場所を見出すこともできるようになり、内側の我が家に帰ることに喜びを感じ始めます。

やがて少しずつ外側に求めなくなっていき、欲望による衝動も抑えられるようになっていきます。

インナーチャイルドの声に耳を傾け、明らかになる本当の望み

それでは、傷ついた内なる子供に会いにいく実践をしていきましょう。小さな時の自分をこちらに招き寄せ、お姉さんのように優しく抱きしめます。その子は今ここにいます。そして、目の前のその子は、子供の頃に苦しんだ両親の姿でもあります。全てを丸ごと受け入れます。

「話したいことがあったら、何でも聴くよ」と投げかけて、静かに呼吸に集中して、声が聞こえてくるまで静かに待ちます。無意識から汲み上げられ、意識に上がってくるのをただ待ちます。気づくことが何より大切です。

悲しい気持ちになったら、その子を抱きしめ声をかけてあげましょう。怒りが込み上げてきたら、怒っているその子をなだめてあげましょう。気づいてあげることが何より大切です。そして、いつでもどこでも一緒にいましょう。綺麗な景色を見せに連れて行ってあげましょう。そして、やりたいことをさせてあげましょう。子供の頃に我慢していたこと、やりたくてもできなかったことをやらせてあげましょう。

そうしていくうちに、その子はどんどん元気を取り戻し、気づいたらあなたの現実に変化が起こっているはずです。さらには、本当の望むにも気づくことができます。ぜひ実践してみてください。