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月のサイクルと身体のサイクルが密接な3つの理由

月のサイクルと身体のサイクルが密接な理由について、人間の種の起源とも言われる海との関係から明らかにしていきます。

月のサイクルと身体のサイクルが密接な理由

海は生命誕生の場であり、あらゆる生命の源です。人間の血漿に含まれるミネラル成分のバランスは、海水のミネラル組成とそっくりであることがわかっています。

また海水は、子供を身ごもったお母さんの子宮の中の羊水と同じ状態です。羊水には、生命維持や健康に必要な全ての物を含有しています。母親の子宮の中には、羊水という私たち人間の生命の誕生に必要な海が存在しています。

このように、私たちの身体と海との関係は、切ってもきれないものです。月の満ち欠けによって、海は影響を受けています。身体に海を内包している私たちも、月のサイクルの影響を受けていることは言うまでもありません。

月のサイクルと満潮

海の潮は、月の引力によって干潮と満潮を繰り返しています。地球は1日に1回自転するので、多くの場所では1日に2回の干満を迎えることになります。

満潮は月が天頂にきた時と、地球の裏側にきた時に起こります。月が天頂に来る時間は、上弦の月の日は昼間の12時で、下弦の月の日は夜中の0時となります。また、月が地球の裏側に来る時間は、上弦の月の日は夜中の0時で、下弦の月の日では昼間の12時となります。

このように、上弦の月と下弦の月の日では、月が天頂に来る時間、地球の裏側に来る時間、共に全く異なり真反対になります。しかし、真反対であるとはいえ、上弦の月と下弦の月のどちらも共通していることは、満潮になる時間です。

満潮は月が天頂にきた時と、地球の裏側にきた時に起こります。満潮と干潮の時刻は毎日約50分ずつ遅れていき、約29日ほどで元に戻ります。これは新月〜次の新月までの、月の朔望周期と同じ日数です。

月のサイクルと干満の差

また潮の干満の差が大きい大潮は、月と地球と太陽が一直線に並ぶ新月と満月に起こります。それは地球に対して月と太陽の力が加わるからといわれています。新月と満月には、月の引力による影響が最高潮に達します。

それに対して干満の差の小さい「小潮」は、月と太陽が90度の角度にある「上弦の月」「下弦の月」に起こります。この時の月の地球引力は太陽の引力によって中和され、月と太陽がお互いの力を打ち消し合うからといわれています。

海の干満の差があるように、私たちの身体も、干満の差大きい新月と満月には、身体の中に高低差が生じて、体調の不良に繋がりやすくなります。

月のサイクルと月経周期

月と人間の生命活動には密接な関係があり、特に女性の体に関しては如実に現れています。女性の月経周期の平均は、新月〜次の新月までの、月の朔望周期の約29日と一致しています。

満ち欠けのサイクルと合致する、女性の生理周期のリズムが存在することは、紛れもない事実です。

月経前に一時的に水分が溜まったり、体調を崩したり、行動に変化が起こったりするのは、女性ホルモンに関わる水と電解液のバランスが崩れることで起こると言われています。

さらに女性は、誕生時の太陽と月の位置が、その後の排卵などの生殖リズムを決定すると考えられています。

妊娠期間は十月十日といわれていますが、これは最終生理開始日直前からの日数となります。

受精した日を0週0日とした、人間の平均妊娠期間は265.8日で、その日数はちょうど朔望周期の9倍の日数となり、受精した日と生まれた日の月の形は同じであると言うことがになります。

このように月のサイクルが、私たちの身体と密接な関係があることが明確であることから、生まれた時の月の状態が、一生私たちの身体に影響を与えるのも頷けるのではないでしょうか。