精神世界や目に見えないスピリチュアルな世界では、当たり前のように「魂」という言葉を使います。そもそも「魂」とは何なのか、一言でいうと”肉体がなくなった後も残る意識”のことです。

人間は「体」「心」「意識」の３つで構成されています。その中の一つ”意識”を魂に当てはめて考えることができます。

「魂」は心臓のハートのあたりと脳内に宿るとされ、どちらにせよ目に見えない意識体として存在しています。つまり、私たちの意識を変えていくことが、魂を磨くことにつながるということになります。

魂レベルの高い人とは”意識”の高い人ということができます。具体手に意識が高い人とはどのような人なのか、以下の１０項目をご参照ください。

①自分のことをひけらかしたりしない
②自分のことを語り合う馴れあいの繋がりを必要としない
③自分に合っているものや価値のあるものを知っている
④自分が本当に良いと思うものを取り入れるている
⑤自分が言ったことや約束したことを有言実行する
⑥自分に自信があり自然体でいられる
⑦自分らしくいられ大きく見せようとしない
⑧相手のことを気遣うことができる
⑨相手を優先的に考えることができる
⑩周囲に配慮することができる

魂レベルが高く意識が高い人は、自信のなさや劣等感や無価値観を抱えていません。自分で自分を認められており、自分を100％肯定することができています。

自分を過剰にアピールをしたり、流行や力のある人に影響されたり、外側を取り繕ったり、誰かを真似したり、その場のノリで約束をしてしまったり、周囲の目を気にしすぎたりなどといった行動は、全て自信のなさや劣等感や無価値観からくるものです。

そのような行動を見直すタイミングは、人生の中で何度か用意されています。そのタイミングが訪れやすいのが30代〜40代です。

占星術上では「中年の危機」「ミッドライフクライシス」「ミドルクライシス」などと呼ばれ、トランスサタニアンと呼ばれる「天王星・海王星・冥王星」が凶角をとる時期があります。

40代を過ぎると、ホルモンバランスなどにより体や、自分の周りの環境も大きく変化し「人生をどう生きていくか」「今の自分のままで良いのか」など葛藤が起こりやすくなります。

また心理学的にも40代女性は”第二の思春期”と言われる人生のピンチが訪れやすいとされています。だからこそ、その状況から脱出するために、40代女性は特に真剣に自分と向き合うようになり、その結果として意識に変化が起こります。

魂のレベルが上がらない人は、ネガティブな思考と感情にとらわれやすい傾向があります。思考過多の人は、いきなり瞑想や沈黙の時間をつくろうとしても頭の中のおしゃべりは止まらないものです。

そのような方には、毎日できる思考のリセット法として、目の前の雑務に集中することを、まずはお勧めします。

例えば、食器洗いや掃除など、本当はやりたくないこと、めんどくさいと思っていることにとにかく専心し、ゆっくり時間をかけて丁寧に、洗ったり磨いたりしてみてください。

この行動は、日々の暮らしの中を瞑想に変えていることになるため、実は一石二鳥になるのです。

魂レベルの高い人とは、意識の高い人だと先にお伝えいたしましたが、言葉を変えると「心のきれいな人」と言うことが出来ます。

心のきれいな人とは、自信のなさや劣等感や無価値観を抱えていない、ネガティブな思考や感情にとらわれていない、多少のことで感情が乱れることがないなどが挙げられます。

そのような状態に至るために有効なのが、月を眺めるように、自分の心を眺めることです。

欠けている月を眺めたら、自分の欠けているところを眺め、満ちている月を眺めたら、自分の中にあるいいところを眺めてあげます。

そして、欠けている部分もすべて私なのだと認め愛してあげます。

思考をリセットし感情のコントロールが進むと、常に幸せを感じられるようになり、物事がスムーズに進んだり、願うだけで向こうから情報や人がやってきたりします。

まるで用意されているかのように、必要なタイミングで必要なことが起こり、必要な場所に運ばれていくようになります。そして、運命ですら変えられるようになっていきます。

外側の結果にとらわれずに、日常の中で今に集中することが最も効果的で確実な方法です。