土地を活かし、地域へつなぐ
岩手県花巻市東和町、小山田。
山と田んぼに囲まれたこの土地で、
私たちは「ゆたやか農園」を始めました。
農園を始めた理由は、
農産物をつくりたいという思いだけではありません。
使われなくなった農地を活かすこと。
地域の風景を守ること。
牛や鶏とともに、土地を次の世代へつないでいくこと。
この場所で暮らすうちに、
少しずつ見えてきた役割がありました。

土地との出会い
ここには、田んぼや水路、里山があり、
季節ごとに異なる風景が広がっています。
春には草木が芽吹き、
夏には田んぼが青々と育ち、
秋には稲が実り、
冬には雪が土地を休ませます。
今ある風景は、
長い間、地域の方々が田畑や水路を守り、
手入れを続けてきたことで残されています。
この土地で暮らすようになり、
農地は個人の財産であるだけでなく、
地域全体の暮らしを支えるものだと
感じるようになりました。

使われなくなる農地
地域では、高齢化や担い手不足によって、
使われなくなる田畑が増えています。
農地は、使われなくなると草木が伸び、
少しずつ荒れていきます。
一度荒れてしまった土地を
再び農地として使える状態へ戻すには、
多くの時間と労力が必要です。
今ある土地を、
使えるうちに活かしていくこと。
田んぼ、草地、放牧地など、
その土地に合った役割を見つけていくこと。
それが、地域の風景を
次の世代へ残すことにもつながると考えています。

牛とともに土地を守る
ゆたやか農園では、
牛を中心とした農園づくりを進めています。
牛は、草を食べながら
土地を整えてくれる存在でもあります。
人の手だけですべてを管理するのではなく、
動物の力を借りながら農地を活かす。
放牧を通して、
遊休農地や草地、里山を守る方法を
少しずつ探しています。
牛が健やかに暮らせること。
土地が荒れずに保たれること。
地域の負担を減らしていくこと。
その三つがつながる形を目指しています。
ーーーーーーーー
田んぼを次の暮らしへ
田んぼは、お米を育てる場所であると同時に、
水を蓄え、生きものを育み、
地域の景観を守る場所でもあります。
ゆたやか農園では、
米づくりを続けながら、
牛の飼料になる稲や草の生産も組み合わせ、
田んぼと畜産が支え合う形を育てていきます。
田んぼで育てたものを牛へ。
牛から生まれた堆肥を、田んぼや草地へ。
外から持ち込むものだけに頼らず、
農園や地域の中にあるものを活かしていく。
そんな小さな循環を、
一つずつ形にしていきたいと考えています。
ーーーーーーーー
農園は、地域の中にある
農業は、一人だけで完結する仕事ではありません。
田んぼへ水を運ぶ水路。
農作業に使う道。
隣り合う田畑。
草刈りや地域の共同作業。
多くの人とのつながりがあって、
農園の営みは成り立っています。
地域の方々から教えていただきながら、
私たちもこの土地を守る一員として、
できることを少しずつ増やしていきます。
ーーーーーーーー
大きくするより、長く続ける
ゆたやか農園は、
最初から規模を大きくすることを
目標にはしていません。
土地の状態を確かめること。
動物の様子を見ること。
働く人に無理がかからないこと。
地域との関係を大切にすること。
急いで広げるのではなく、
長く続けられる形を育てることを
大切にしています。
ーーーーーーーー
「ゆたやか」に込めた思い
「ゆたやか」という名前には、
大きさや量だけでは測れない豊かさへの
思いを込めています。
今あるものを活かすこと。
時間をかけて育てること。
人だけでなく、動物も植物も土地も、
ともに健やかであること。
農園の営みを通して、
そんな暮らしを形にしていきたいと考えています。
ーーーーーーーー
土地を活かし、地域へつなぐ
農産物をつくること。
動物を育てること。
使われなくなった農地を活かすこと。
田んぼや里山の風景を守ること。
これらは、すべて別々のものではなく、
一つの流れの中にあります。
土地を活かし、いのちを育て、地域へつなぐ。
それが、私たちがこの農園を始めた理由です。
まだ始まったばかりですが、
目の前の土地に丁寧に向き合いながら、
一歩ずつ歩んでいきます。
ーーーーーーーー
ゆたやか農園のご案内
農園の日々や季節の風景は、Instagramで。
農園の背景や日々の記録は、noteでお伝えしています。
農産物・体験・イベントなどのご案内は、
公式LINEやオンラインショップをご覧ください。
- Instagram|農園の日々や季節の風景
- note|農園の背景や日々の記録
- 公式LINE|農産物・体験・イベントのご案内
- オンラインショップ|販売中の商品